No ifs, ands or buts って何?

このNOは全体否定で、

ifs, ands, butsは、if,and,butの複数形です。(それぞれ一つだけではないので)

言い訳をするときに、if,and,butが多用されることから、

no ifs, ands or butsで、「言い訳は認めません。」という意味になります。

否定文の時は、ifsとbutsのみでandsを省略することもありますが、

そのさいもno ifs, and buts.と、表記上はあまり変わらないのです。

There’s no ifs, ands or buts. 異論は認めません。

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moot pointの意味 辞書と反対?

あまりなじみのない言葉ですが、

初めて聞いた際、辞書で調べると「議論の余地のある問題」とありました。

なるほど、結構重要なことなんだなと思ったのですが、

実際の会話で使われるときは、全く逆の「無意味」というニュアンスでつかわれているところしか遭遇しなかったので、英英辞書で調べたのですが、そこにも「A debatable question」とそのまま書かれていて、さらに混乱。

そこで詳しく調べると、「an irrelevant question, a matter of no importance.」という説明が。

おそらく政治家の方が言う「善処します」と同じ意味でつかわれているのかなと、

つまり、議論の余地があり、時間もかかるので今はそのことについて話しません、そして実際にそのことについて議論するつもりもない。

そこから、「話し合っても無駄な議論」「無意味な質問」等の意味になっている様です。

決して辞書が間違っているのではなく、日本語に訳したらそうなるので致し方ないですね。

Some GOP senators calling the trial a “moot point”
一部の共和党議員は裁判を“無意味”と主張。

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runoff=流れ出る で何故「決定戦」の意味になる?

runoffを辞書で調べると、雨水、雪解け水、排水となっています。

つまり何かからrunして離れていく感じから、

それまで固まっていた雪から水が離れて流れ出すというイメージでつかわれます。

しかし、アメリカのニュースではrunoff が決選投票 という意味でつかわれていることがあります。

例、will be decided by two runoff elections

この場合、決選投票ということは同点で二人がならんでしまったり、勝利に十分な投票を得ることができなかった場合であるため、

本来ならすでに勝者はきまっていたはずが、もう一度投票だったり、試合だったりすることから、過程で決まらず、流れ出たもの。というイメージが重なり、runoff elections で決選投票という意味になります。

トーナメントなどの決勝戦はthe finalを使いましょう。

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precariousの語源・覚え方

precariousの語源を調べてみると、

pre(前)がcarious(危険)という所から「不安定」となったという説と、

pray(祈る)と関係していて、

祈らなければいけない状況から不安定となったという説がありましたので、詳しく調べてみると、

preは前でいいですが、

cariousはラテン語のcariēs が語源で、意味は腐敗という事なので、

今はある程度安全だが、足場の前方が腐敗しているという所から不安定という意味が生まれたにつながったようです。

ちなみに英語でcariousは、医学用語として(脊椎カリエス等)使われています。他の意味では使わないようです。

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recuseの語源

recuseは「断る」という意味があり、

同じ断るという意味を持つrefuseとの違いを調べてみました。

recuseの語源は「RE+CAUSE」

この場合の「RE」は跳ね返すイメージでいいと思います、

一方「CAUSE」は、

reason or motive for a decision.

とあり、

決定するための理由やモチベーションと考えると、

何かを求められた際に拒否するということになります。

現在では法律用語の様な感じで使われていて、

証言を求められた際に、

自分には資格がないとして、

証言を拒否するという使われ方をしています。

日常的にはほとんどつかわれないようですが、

ニュースではよく耳にします。

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gold star familyって何?

トランプ大統領に関するABCニュースで、

Gold Star families wanted to get close to him.

という言葉が出てきました。

gold star familyという意味が分からなかったのですが、

英日辞書にはのってなかったので、

調べてみると、

戦争で亡くなられた兵士の非常に近い血縁関係にある遺族の方々を指す言葉でした。

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「about-face」だいたい顔ってどんな意味?

about-face

直訳すると「だいたい顔」「顔周辺」となりますが、

このaboutは、周辺を表すことから、動作を表すものと組み合わさると、「回る」という意味になります。(多くは反対方向に向かってというニュアンスで使われます)

そしてfaceは「顔」ではなく「顔を向ける」という動きを表すので、

両者を合わせて「回れ右」という意味になります。

元々軍隊用語でしたが、現在では政治のニュース等でもよく使われ、「逆方向への方針転換」「逆戻り」を表す言葉として耳にすることが多いです。

例・an about-face on foreign policy. 外交政策の大転換

一応補足ですが、「回れ右」は右を向く事ではなく、「180度体の向きを変える」ことなので、それまでの後方に体は向くことになります。

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row overってどんな意味?

 row over face mask

 
 rowは、「列」という名詞としてよく使われますが、
in a row 一列で)

 他にも「(ボートを)漕ぐ」という意味もあります。
row the boat

 しかし、ここでは「口論する」という意味で使われています。

 同じ口論でも「Quarrel」よりも激しい言い争いという感じです。
 
 なので、「row over face mask」で、

 フェイスマスクについて激しく口論するという意味になります。

 get into a rowで「滅茶苦茶叱られる」という使い方もされます。

 語源としてはROUSEからきているという説や、列に並んでいる時の様に非常に近い距離にいるからという説がありますが、定かではないようです。

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out of handで何故「すぐに」?

out of handは、文字どうり「手から離れて」「コントロール出来ない」などの意味になりますが、

「即座に」という意味でも使われます。

何故、「手から出る」が「即座」にという意味になるのでしょう。

これは、手の中にある状態とは、

それについていろいろ考えるという意味でもあり、

そこからOUTという事は、

「考える事もない」「考えるまでもなく」となり、

即座にという意味で使われます。

例・it should be rejected out of hand.
即座に却下されるべき。

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ballotって何?

ballotとは、選挙の際に使われる投票用紙のこと。

元々イタリア語でa small ballの意味で、

くじ引きの際に小さなボールが使われていたことが由来です。

これです⇓

日本でもロトくじとも言いますね。

ボールとロトが合わさって「ballot」

つまり、何かに投票する際に使う用紙のことです。

現在では、選挙の際によく聞く言葉という印象です。

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