moot pointの意味 辞書と反対?

あまりなじみのない言葉ですが、

初めて聞いた際、辞書で調べると「議論の余地のある問題」とありました。

なるほど、結構重要なことなんだなと思ったのですが、

実際の会話で使われるときは、全く逆の「無意味」というニュアンスでつかわれているところしか遭遇しなかったので、英英辞書で調べたのですが、そこにも「A debatable question」とそのまま書かれていて、さらに混乱。

そこで詳しく調べると、「an irrelevant question, a matter of no importance.」という説明が。

おそらく政治家の方が言う「善処します」と同じ意味でつかわれているのかなと、

つまり、議論の余地があり、時間もかかるので今はそのことについて話しません、そして実際にそのことについて議論するつもりもない。

そこから、「話し合っても無駄な議論」「無意味な質問」等の意味になっている様です。

決して辞書が間違っているのではなく、日本語に訳したらそうなるので致し方ないですね。

Some GOP senators calling the trial a “moot point”
一部の共和党議員は裁判を“無意味”と主張。

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skeleton in the closet クローゼットの中に骸骨?

 Every family has a skeleton in the closet.
 
 直訳すると「どの家庭のクローゼットにも骸骨があるよ」

となってしまい、非常に怖い感じがします。

 つまり、その位、絶対に人に知られたくないことがあるという比喩表現になります。

Any other skeleton in the closet 他に隠していることは?

語源・誕生の成り立ち

誰もが羨むような裕福な男性と結婚し、何一つ苦労はないだろうと思われていた女性が、毎晩戸棚にしまってある骸骨にキスをするように夫に言われていたという話が由来だそうです。

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Mickey Mouse course ミッキーマウスコースって何?

 Mickey Mouse courseとは、

 一説によると、ミッキーマウスの物語は、

 子供でも分かるように簡単なストーリーになっている事から、

 Mickey Mouse courseで、「単位が簡単に取れる科目」という意味になります。

 このことから、あまりいい意味では使われず、他にも、

 Mickey Mouse team 簡単に倒せるチーム。

 Mickey Mouse job  やっつけ仕事。

 Mickey Mouse rules 古くて役に立たない規則。

 などと使われます。

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keep one’s shirt on 「シャツを着たままで」ってどんな意味?

 直訳すると「シャツを着たままで」

 19世紀に誕生した言葉と言われ、

 当時、酒場なのでエキサイトした客が喧嘩になった際、

 まず初めにシャツを脱いだことから、

 「落ち着け」

 「怒らないで」

 等の意味が生まれました。

ちなみにshirtを使った言葉は他にもあり、

lose one’s shirt で、身ぐるみはがされることから「無一物になる」

He lost his shirt. 彼は全財産を失った。

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I’maってどんな意味?

最近の洋楽を聞いていると、よく出てくる「I’ma」という言葉。

「I’m a」のスペースを入れ忘れたとすると後ろに動詞が来るのがおかしいし、

単純に「I am」を間違えたにしては「’」が入るのがおかしい。

ということで調べてみると

I am going toを省略したI’m gonnaをさらに省略したもの、

つまり省略形の省略形というややこしいものでした。

若い子は比較的使っているようですが、

映画やドラマ、小説ではあまりみなかった気がするので、

どちらかといえばメロディーに合わせやすいというメリットの単語の気がします。

Charlie Puth の「The Way I Am」でも使われていました。

I’ma tell ‘em all 僕は皆に教えるんだ。

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「woulda」「coulda」「Shoulda」ってどんな意味?

洋楽などでは比較的目にすることが多いこれらの言葉。

よく知ってる助動詞に「a」がくっついています。

これは全て「Have」が一部省略されて短縮したもので、

正確に言えば

「woulda」は「would have」

「coulda」は「could have」

「Shoulda」は「Should have」

もともと発音も簡略されていて、

「would have」はウドゥハブではなくウダブ。

「could have」はクドゥハブではなくクダブ。

「Should have」はシュドゥハブではなくシュダブ。

の様な感じだったので、最後の「ブ」もついになくなってしまった形です。

意味はネガティブな「たられば」だと思うと簡単です。

「woulda」は「だったらよかったのに」

「coulda」は「できたらよかったのに」

「Shoulda」は「したらよかったのに」

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文頭のLIKE

「まるで~」や「~の様な」という使われ方をするLikeですが、

海外のドラマや映画などで文頭に置かれて、そのあとに文が来る使われかたをすることがあります。

もちろん、意味は「まるで~」や「~の様な」なのですが、

どちらかというと否定するため、

ある意味、全体を否定文のようにする役目があったりします。

たとえば、以下の例

Like I’d depend on you.

直訳すれば、「まるであなたを頼りにしているよう。」

ですが、この場合はそういう状況を説明したいわけではなく、

純粋に「あなたには頼らない」

もしくは「あてになんかならない」という否定文であると考えると、

英文が理解しやすくなると思います。

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free ballingってどんな意味?

NETFLIXで配信が始まった「攻殻機動隊 SAC_2045」

この第五話でこんな英語字幕を見つけました。

Is he done free-balling it.

「free-balling」?って何のことだか分からなかったので、

調べてみたのですが、日本のオンライン辞書には載っていなかったので、

海外のサイトを調べたところ、こう書かれていました。

「The act of wearing pants without underwear」

どうやら下着を履かずにズボンやパンツ⤴を履くことのようです。

なるほど、自由なボールってそういう事なんだと納得。

ネットフリックスは世界で配信されているので、

英語字幕が標準で、いわゆる生きた英語がわかるので英語学習にはとてもいいかもしれません。

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「You blew it.」 あなたはそれを吹いたって何?

 blewは「吹く、(風に)吹かれて動く」等の意味を持つblowの過去形。

 直訳すると、You blew it.で「あなたはそれを吹いた」となります。

 スパイ映画等で、仲間がミスをして窮地に立たされた時などによく耳にします。

 それまで積み上げてきたものを(blow)吹き飛ばしてしまう。

 つまり、「しくじる・台無しにする」という意味になります。

ただ、あまりいい意味で使われないことも多いので、初対面の人には使わないほうがいいかもしれません。

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Keep one’s fingers crossed.ってどんな意味?

 直訳すると「指を交差したままでいる」となるKeep one’s fingers crossed.

 同様に、人差し指と中指をクロスしたジェスチャーが映画等でも見受けられます。

 これは、十字架を表し、十字架は厄払いになると言われていることから、

 「幸運を祈る」「がんばって!」という意味になります。

 I am keeping my fingers crossed for you.
あなたの幸運を祈っています。

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