直訳すると「耳でそれをやる」となる「play it by ear」
もともと音楽の世界で使われている言葉で、
楽譜を見ずに、耳で聞いただけで即興で演奏する事をいいます。
そこから、日常で使われるときには、
「出たとこ勝負でやる」
「臨機応変にやる」
等の意味で使われます。
If something does happen, I will just play it by ear.
もし何か起こったら、臨機応変にやるだけだ。
Let's study English!
直訳すると「耳でそれをやる」となる「play it by ear」
もともと音楽の世界で使われている言葉で、
楽譜を見ずに、耳で聞いただけで即興で演奏する事をいいます。
そこから、日常で使われるときには、
「出たとこ勝負でやる」
「臨機応変にやる」
等の意味で使われます。
If something does happen, I will just play it by ear.
もし何か起こったら、臨機応変にやるだけだ。
「ひっかく」という意味の「scratch」
The cat scratched my face. ネコが私の顔を引っ掻いた。
では、「From scratch」でどういう意味になるかというと、
これは、スポーツ等の競技で、スタート地点を決めるために、
地面に線を引く(スクラッチする)ところから来ていて、
そこから「(物事の)初めから」
等の意味で「From scratch」が使わるようになりました。
start from scratch. ゼロから始める。
直訳すると「あなたの6」ですが、
この6とはアナログ時計の6時の事。
元々は軍隊用語で方向を時計の針のように呼び、
12時は正面、3時は右方向、そして6時は後方の事を表したことから、
your sixで「あなたの背後」という意味になります。
watch your six! 「背後に気をつけろ」
We have got your six. 「私たちがついてるよ」
「hit the ground」で地に降り立つという意味。
さらにrunningを付ける事で、
そこから、新しい仕事だったり何かの取り組みを始める事を表すようになり、
「最初から全力で動き出す」という意味になりました。
ビジネスの世界でよく使われる言葉で、
即戦力という意味でも用いられます。
直訳すると「犬の日」となる「the dog day」
この犬とは、天狼星(the Dog Star)を表していて、
古代ローマでは、天狼星が太陽に力を与えて熱くなると信じられていたことから、
とても暑い夏の日々の事を『the dog days』と呼ぶようになりました。
例:Many people go swimming in the sea during the dog days.
多くの人は真夏の暑い日に海に泳ぎに行く。
派生して、苦しい日々や低迷期などの意味でも使われます。
直訳すると「雄牛を打つ」
ただ、この場合のbullは俗語のbullshitの略で「たわごと」という意味。
つまり無駄なことをshootするという事から、
shoot the bullで「油を売る」「むだ話をする」という意味になります。
Where did you shoot the bull?
どこで油を売っていたんだ?
同じ表現に bullの代わりにbreeze(そよ風)を使って
shoot the breeze とも言えます。
「全般的に、一般的に」という意味を持つ「by and large」
直訳すると「~によって、そして大きく。」となり、何故これで全般的にという意味になるのかというと、
これは元々、航海用語から来ていて、
byには、「~に向かって」という前置詞として使われることがあり、
by the windで、風に向かって(帆を立てろ)の様な使い方をされたことから、
ここでは「風上に」という意味で使われ。
一方、largeは「離れて」という意味で使われることがあり、
この場合、風から離れる、つまり「風下に向かって」という意味になります。
つまり、この二つを合わせて、by and largeとすることにより、
「風上と風下」という由来を持つことになり、
そこから「どちらにしても」⇒「全般的に」という意味を含むようになったと言われています。
turkey(七面鳥)は、アメリカでよく食べられる食材ですが、
本来は調理するのに手間暇がかかるもの。
しかし、調理済みの七面鳥がスーパー等で売られていて、
これを買えば、「すぐに」手に入る事から、
「直ちに」「きっぱりと」「今すぐに」等の意味が生まれ、
タバコやお酒を止める時によく使われる表現になっています。
I had smoked for 30 years but I went cold turkey last month.
(30年間たばこを吸っていたが、先月きっぱりとやめた。)
cryと聞くと、
「泣く」というイメージを持つ事が多い単語ですが、
元々は「(大声で)叫ぶ」というコアを持つ英単語です。
なので、「cry wolf」は直訳で「オオカミと叫ぶ」となります。
つまりイソップ寓話の「オオカミ少年」を表し、
そこから、「人騒がせなうそをつく」という意味になります。
Never cry wolf.「人騒がせな嘘をつくな。」
オーストラリアのニュースサイトにワールドカップ日本代表戦についての記事がありました。
タイトルは「Fans’ wonderful gesture goes viral after Japan upset」
この『go viral』とはどういう意味でしょうか。
viralは、日本でもウィルスとして使われる名詞「virus」の形容詞形。
つまり、ウィルスのように瞬く間に広がるというところから、
「拡散する」「ネット上で話題」等の意味として使われています。
日本語の「バズる」と同じ意味で使われます。
補足説明・発音
「virus」の発音はウィルスではなくバイルスです。[発音を聞く]
元のニュースはmコロンビアのファンが試合後に会場を掃除する日本人を撮影してネットであげて話題になったのを取り上げたものです。