通常は、自動詞として使った場合と他動詞として使った場合では単語の持つ意味は変わってきます。
例えば、runを自動詞で使えば「走る」、他動詞で使えば「運営する」
しかし、自動詞でも他動詞でも同じ意味になる動詞もあります。
例えば「attend」。
一般的には他動詞で「出席」。自動詞で「面倒をみる」の使い方がよく出題されます。
例
attend the meeting ミーティングに出席する。
attend to the baby.赤ちゃんの面倒をみる。
しかし、辞書を調べると、自動詞他動詞ともに「面倒をみる」「世話をする」の意味があり、
attend her
attend to her
上記のいずれも「彼女の世話をする」という意味で使われます。
じゃあ何が違うのか。
これはネイティブの人がそれぞれどう感じてたのかという難しい部分があるのでこれが答えだという事はできませんが、
しいて言えばattend と herのどちらに重点を置いているかという事が言えると思います。
自動詞として使うのなら、当然第一文型になるので「to her」の部分は無くても文が成立します。
しかし、他動詞として使えば「 her」が無くては成立しません。
何が言いたいかというと、
「最近は何をしているの?」
という質問に対しては
「お世話をしている」という意味で自動詞の「attend」を使用した方が相手によく伝わります。
一方、
「誰かのお世話をしていると聞いたけど、その人は誰なの?」
という質問に対しては「彼女」を強調するために他動詞を使った方がよく伝わります。
本当に微妙な違いなのではっきりとは言えないのですが、
一応参考にでもしていただければと思います。
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